2014年1月3日金曜日

ショートブレッド

イギリスで食べるケーキやお菓子の特徴といえばまずはその甘さが挙げられます。とにかく甘い。
僕は甘党なのでそんな味が好きだったりしますが、人によっては苦手だったりするようです。

並みいる英国スイーツの中で比較的取っ付きやすいのがショートブレッドです。材料は小麦粉、バター、砂糖、塩のみ。そのシンプルさゆえに、飽きのこない味です。

有名所はおみやげ屋でも見かけるスコットランドのWalkersですが、ベーカリーやスーパーでも売っています。僕はスーパーのMarks&Spencerのショートブレッドが好きです。厚めの生地にチョコが入っていて、甘すぎず、でも濃厚で食べた後の満足感が大きいです。ベーカリーコーナーで売っているので、イギリスに来た際には一度食べてみてはいかがでしょうか。

特別な器具も、生地を寝かせたりする必要もないので作るのにも時間はあまりかかりません。クリームを挟んだり、生地にレモンの皮をすりおろしたものを入れたりして変化を色々と楽しむこともできます。




★材料 (1~2人分)
薄力粉 90g
バター 60g
砂糖 10g
塩 適量※有塩バターを使用する場合は少なめか、なしでも大丈夫です。


1,バターを室温に戻し、混ぜやすいようにバターナイフでサイコロサイズに切っておきます。オーブンは180度に予熱しておきます。


2,ボールに薄力粉と砂糖、塩を入れて軽く混ぜたあとバターを入れます。


3,バターと粉は指で混ぜます。指の腹にバターをのせて、親指ですりつぶすイメージです。
何度もやるうちにフレークのようになります。


4,バターと粉が混ざったら手の平でつぶすように生地をまとめます。
最初は粉っぽいですが、手の温度でバターが溶けて一つの生地にまとまるようになります。

まとまった生地はこんな感じです。もしすぐに崩れてしまう場合はバターを少しだけ足してみましょう。


5,めん棒で好みの厚さに伸ばしてから型抜きで繰り抜きます。僕は厚みのある生地が好きなので大体7mmから1cmの間。ただ、クリームなどを挟んだりするときは5mm程度の薄めにしています。生地を延ばすときに厚みを均等にさせると焼き上がりにムラがでません。


6,オーブンで8分から12分程度焼きます。厚さによってかわりますが、生地の色が茶色くなる前に取り出します。ちょっと油断するとすぐに焦げてしまうので自分のオーブンにあったタイミングを探しましょう。



★ポイント
手軽に作るために材料は少なめにしています。二人以上で食べる場合は2倍にしてください。薄力粉とバターの割合は3:2です。砂糖の量はお好みで。

ちなみにショートブレッドのショートは『短い』という意味ではなく、『ボロボロ』とか『崩れやすい』という意味合いのcrumblyに近い言葉です。バターがたっぷり入ったようなリッチな味を表現する際にはluxuriousという表現を使います。贅沢を意味する『ラグジュアリー』ですね。"This shortbread is truly luxurious!"ってな具合に。


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